G検定は、独学でも十分に合格を狙える試験です。まずそこを正直にお伝えします。 かかるのは受験料13,200円(一般・税込)と書籍代だけで、公式テキストと問題集で合格している人はたくさんいます。そのうえで「効率よく学びたい」「独学だと続かない」という人には、対策講座も選択肢です。この記事では、独学と講座それぞれが向いている人と、講座に何を上乗せしてもらうのかを中立の立場から解説します。

この記事の要点

  • 独学の総額は受験料13,200円+書籍代。講座費はその「上乗せ分」
  • 講座で埋まるのは知識の差ではなく、学習時間を確保する仕組み
  • 試験は100分で145問程度。調べながら解く前提の準備が要る

まず:独学で足りるか考える

G検定は知識を問う試験で、公式テキストと問題集での独学が定番です。多くの人にとって、まず独学で足りるか検討するのが最初のステップです。

独学が向いているのは、次のような人です。

  • 自分でスケジュールを立てて進められる
  • 費用を抑えたい
  • ITや数学の基礎知識がある程度ある

独学の進め方はG検定とは?難易度・勉強時間で解説しています。まずはここを読んで、独学でいけそうか判断してみてください。

独学と講座、実際にかかるお金の差

判断の土台として、まず金額を並べます。受験料はどちらを選んでも同じです。

項目独学講座を使う場合
受験料(一般・税込)13,200円13,200円
公式テキスト・問題集数千円程度講座に含まれることが多い
講座費0円講座による
合計受験料+書籍代左記に講座費が上乗せ

学生の受験料は5,500円(税込)です。受験資格に制限はありません。

つまり講座を選ぶかどうかは、**「独学の費用に、講座費を上乗せする価値があるか」**という一点に絞られます。「安い講座を探す」より、「上乗せ分で何が買えるのか」を見てください。

試験の時間構造を知ると、準備すべきものが変わる

G検定はオンライン試験が100分・会場試験が120分、出題は145問程度です(JDLA公式)。ここから、1問にかけられる時間が出ます。

  • オンライン試験:100分 ÷ 145問 = 1問あたり約41秒
  • 会場試験:120分 ÷ 145問 = 1問あたり約50秒

G検定の時間構造を示す図。オンライン試験は100分で145問程度、1問あたり約41秒。調べる時間は限られるため、調べる場所をあらかじめ決めておく準備が要ることを示す

この数字が意味するのは、「わからない問題をその場で調べて解く」やり方には限界があるということです。1問に41秒しかないなら、調べられるのはせいぜい数問。ほとんどの問題は、読んですぐ判断できる状態にしておく必要があります。

だから準備の中身はこうなります。

  • 覚える:用語と定義は反射で答えられるところまで
  • 調べる場所を決めておく:手が止まったときに開く資料を、事前に整理しておく
  • 時間配分を体で覚える:模試や問題集を、必ず時間を計って解く

この3つは、独学でも講座でもやることは同じです。 講座はこれを「やる仕組み」を提供するだけで、代わりにやってはくれません。

講座が向いている人

そのうえで、次のような人には対策講座が向いています。

  • 独学だと続かない:締切や進捗管理の仕組みがほしい
  • 効率よく短期間で受かりたい:要点が整理された教材で時間を節約したい
  • 基礎から体系的に学びたい:AIの基礎から丁寧に学びたい未経験者
  • 最新のシラバスに対応したい:G検定は範囲が更新される。最新対応の教材で学びたい

🔍 編集部の本音 講座を使う合理的な理由は、実はひとつに絞れます。知識が足りないからではなく、学習時間を確保する外圧が要るからです。G検定の範囲は市販のテキストで足ります。足りなくなるのは、たいてい「テキストを開く時間」のほうです。逆にいえば、自分で予定を守れる人が講座に払うのは、すでに持っているものへの支払いになります。

講座のタイプ別に「何を買っているか」

対策講座とひとくくりにされますが、中身は3タイプに分かれます。払っている対象が違うので、自分に足りないものと合っているかを見てください。

タイプ買っているもの向く人注意点
動画・オンデマンド型整理された解説と、自分のペース教材を探す手間を省きたい人締切が無いので、独学と同じ理由で止まりやすい
ライブ講義・伴走型日程という外圧と、質問できる相手独学が続かなかった人費用は高め。日程に出られないと価値が落ちる
模試・演習特化型本番と同じ条件で解く回数知識はあるが時間内に解ききれない人解説が薄いものは、間違いの原因までは埋まらない

独学で止まった原因がどこにあったかで、選ぶタイプが決まります。 「教材が見つからなかった」なら動画型、「開かなかった」ならライブ型、「解けたが間に合わなかった」なら演習特化型です。原因を特定せずに選ぶと、また同じところで止まります。

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講座に払う前に、2週間だけ独学してみる

どのタイプが要るかは、実際にやってみないとわかりません。申し込む前に2週間、独学で走ってみてください。 判断材料はこれで揃います。

  1. 公式テキストを1冊用意し、2週間の学習予定を紙に書く
  2. 予定どおりに進んだかを毎日1行だけ記録する
  3. 2週間後、次のどれに当てはまるかを見る
  • 予定どおり進んだ → そのまま独学で十分です。講座費は受験料と書籍代に足す必要がありません
  • 教材はあるのに開けなかった → 外圧が足りません。ライブ講義・伴走型が効きます
  • 開いたが、内容が頭に入らなかった → 解説が合っていません。動画・オンデマンド型で別の説明を聞く価値があります
  • 理解できたが、問題を解く時間が取れなかった → 演習特化型か、独学のまま模試だけ足す形で足ります

この2週間にかかるのは書籍代だけです。数万円の講座を選ぶ判断に、2週間と数千円をかけるのは安い買い物だと考えてください。

講座を選ぶ3つのポイント

対策講座を選ぶなら、次の3点で見比べてください。

  1. 教材の新しさ:G検定のシラバスは更新されます。最新のシラバスに対応しているか
  2. 演習量:145問程度を時間内に解く試験です。本番と同じ時間で解ける模試がどれだけあるか
  3. サポート:質問対応や進捗管理など、独学にないサポートがあるか

料金だけで選ばず、「独学に対して何が上乗せされるか」で判断するのがコツです。とくに2番の演習量は、上で見た時間構造に直結します。知識の解説が厚い講座より、時間を計って解ける演習が多い講座のほうが、この試験には効きます。

なお、G検定の対策のためだけに高額な講座が必要かは慎重に考えてください——独学で受かる人も多い試験です。講座で学び直すなら、G検定の対策だけでなくAI活用そのものを学べる講座を選んだほうが、支払いに見合います。

迷ったら

「そもそも資格を取る意味があるか」から迷っている人はG検定は意味ある?取る人・取らなくていい人を、G検定と生成AIパスポートで迷っている人はG検定と生成AIパスポートどっち?を先に読むのがおすすめです。AI学習全般でスクールが必要かは独学で足りる?スクールが要る人・要らない人の判定ガイドへ。

FAQ

Q. G検定は独学で受かりますか? A. 受かります。公式テキストと問題集での独学が定番で、多くの人がこの方法で合格しています。

Q. 独学だと全部でいくらかかりますか? A. 受験料13,200円(一般・税込/学生5,500円)に、公式テキストと問題集の書籍代が加わります。講座費はこれに上乗せされる分と考えてください。

Q. 対策講座は必須ですか? A. 必須ではありません。効率重視や、独学が続かない人には有効ですが、独学でも十分合格を狙えます。

Q. 試験中に調べながら解けますか? A. 1問あたり約41秒(オンライン100分・145問程度)しかないため、調べられるのはごく一部です。調べる前提ではなく、調べる場所を決めておく準備をしてください。

Q. 講座の費用はどのくらいですか? A. 内容により幅があります。料金だけでなく、教材の新しさ・時間を計って解ける演習量・サポートを合わせて判断してください。

まとめ

  • 独学の総額は受験料13,200円+書籍代。講座費はその上乗せ分として見る
  • 試験は100分で145問程度=1問あたり約41秒。調べながら解く前提は成立しにくい
  • 講座で買えるのは知識ではなく、学習時間を確保する仕組み
  • 講座は「教材の新しさ・時間を計った演習量・サポート」で選ぶ。料金だけで決めない

次に読む:G検定とは?難易度・勉強時間G検定は意味ある?G検定と生成AIパスポートどっち?


※試験制度・講座内容は変更されることがあります。最新情報はJDLA公式・各講座の公式でご確認ください。

出典

最終更新:2026年7月29日/fondantAI編集部