G検定(ジェネラリスト検定)とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する、AI・ディープラーニングを事業に活かすための知識を問う検定試験です。 受験資格に制限はなく、2026年の受験料は一般13,200円・学生5,500円(税込)、合格率はおおむね77〜82%で推移しています(出典:JDLA公式)。エンジニアだけでなく、企画・営業・管理職などAIを「使う側・判断する側」に向いた資格で、この記事では試験概要・難易度・勉強時間の目安をまとめます。

G検定の試験概要(2026年)

項目内容
主催日本ディープラーニング協会(JDLA)
受験資格制限なし(誰でも受験可)
受験料一般13,200円/学生5,500円(税込)
出題形式選択式・小問145問程度
試験時間オンライン100分/会場120分
開催2026年はオンライン年6回+会場試験年3回
合格率約77〜82%(2026年の複数回実績)

(出典:JDLA公式サイト・2026年開催結果ニュース。数値は回により変動します)

難易度:合格率が高い=簡単、ではない

G検定の合格率は約8割と高めですが、これを「簡単」と早合点しないでください。理由は、受験者の多くが事前にシラバス範囲を学習してから臨む層だからです。無勉強で受かる試験ではなく、「きちんと準備した人の8割が受かる」と読むのが正確です。

出題はJDLAが公開するシラバスの範囲から出ます。範囲はAIの歴史・機械学習・ディープラーニングの手法・数理統計の基礎に加え、近年は生成AIや法律・倫理・時事的なトピックまで広がっており、暗記だけでなく「最新動向を追えているか」も問われます。

勉強時間の目安

必要な勉強時間は前提知識によって幅がありますが、目安として30〜40時間程度が各所で語られます(公式が定めた基準ではありません)。

  • IT・数学の素地がある人:公式テキストと問題集中心で短期間
  • 非エンジニア・初学者:用語に慣れる時間を含めて余裕をもった計画を

試験中はオンライン受験の場合、手元で調べながら解くこともできますが、問題数が145問程度と多く1問あたりの時間が短いため、その場で調べる前提の学習では間に合いません。用語は「見て即わかる」状態まで仕上げるのが現実的です。

独学で足りるのか、対策講座を使うべきかで迷う場合は、生成AIは独学で足りる?スクールが要る人・要らない人の判定ガイドも参考にしてください。

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G検定はこんな人に向いている

  • AIプロジェクトに関わる企画・営業・管理職で、共通言語としてのAI知識がほしい
  • エンジニアへの第一歩として、まず全体像を体系的に押さえたい
  • 履歴書・社内で「AIの基礎を学んだ」ことを客観的に示したい

逆に、「資格そのものが転職を保証する」と考えているなら、次の記事で現実的な価値を確認してください。

腕試し:G検定サンプル問題5問

出題範囲の雰囲気をつかむための、fondantAI編集部オリジナルの練習問題です(実際の試験問題ではありません)。まずは何も見ずに解いてみてください。

問1. ディープラーニングと機械学習の関係として正しいものは? A. まったく別の技術で関係はない/B. ディープラーニングは機械学習の一手法(多層のニューラルネットワーク)/C. 機械学習はディープラーニングの一種/D. どちらもプログラミング言語の名前

問2. 「教師あり学習」の説明として最も適切なものは? A. 正解ラベル付きのデータを使って学習する/B. 正解を与えず、データの構造を見つける/C. 報酬をもとに試行錯誤で学ぶ/D. 人間が一切関与しない学習

問3. G検定が主に問うのはどんな知識? A. AIモデルを自分で実装するコーディング力/B. AIを事業に活かすための体系的な知識(歴史・手法・法律・倫理など)/C. 高度な数学の証明力/D. 特定製品の操作手順

問4. 生成AIの「ハルシネーション」とは? A. 画像が乱れる不具合/B. 事実と異なる情報をもっともらしく出力する現象/C. 学習が終わらない状態/D. 通信が遅延する現象

問5. 「過学習(オーバーフィッティング)」の説明として正しいものは? A. 学習データに適合しすぎて、未知のデータでは精度が落ちる状態/B. 学習が足りず精度が上がらない状態/C. データが多すぎて計算が止まる状態/D. モデルが軽くなりすぎる状態

解答と一言解説

  • 問1:B — ディープラーニングは機械学習の一分野。この階層関係はG検定の基礎中の基礎です。
  • 問2:A — 正解ラベルありが「教師あり」、なしが「教師なし」、報酬型が「強化学習」。3種の区別は頻出。
  • 問3:B — G検定は”活用・判断する側”の知識検定。実装力を問うのは上位のE資格です。
  • 問4:B — 近年は生成AI・法律・倫理も範囲。ハルシネーションは定番テーマです。
  • 問5:A — モデルの汎化性能に関わる重要概念。対義は「未学習(アンダーフィッティング)」。

正解数でわかる、いまの立ち位置

  • 5問正解:基礎の土台は十分。あとはシラバス全体の用語と最新の生成AI・法律トピックの補強を。
  • 3〜4問正解:あと一歩。機械学習の手法(教師あり/なし/強化)と評価まわりを重点的に。
  • 0〜2問正解:まずは公式シラバスの用語から。焦らず「歴史→手法→生成AI・法律」の順で進めれば大丈夫です。

生成AIパスポートを検討中の方は、パスポート版の腕試し(サンプル問題5問)もどうぞ。難易度の違いを体感できます。

FAQ

Q. G検定とE資格は何が違いますか? A. G検定はAIを「活用する側」向けの知識検定で誰でも受験できます。E資格は実装できる「エンジニア側」向けで、受験にJDLA認定プログラムの修了が必要です。まず全体像ならG検定です。

Q. 文系・非エンジニアでも合格できますか? A. できます。G検定は実装スキルを問わないため、用語と概念を丁寧に押さえれば文系でも合格しています。

Q. 受験はオンラインでできますか? A. 2026年はオンライン試験(年6回)と会場試験(年3回)の両方があります。最新の日程はJDLA公式で確認してください。

Q. 合格に有効期限はありますか? A. 合格そのものが失効する仕組みではありませんが、AI分野は動きが速いため、知識のアップデートは継続的に必要です。

まとめ

  • G検定はJDLAが実施する、AIを活用する側のための知識検定(受験資格なし)
  • 2026年は受験料一般13,200円、小問145問程度、合格率約77〜82%
  • 勉強時間の目安は30〜40時間。合格率は高いが「準備した人の8割」が受かる試験

G検定を取る意味・向き不向きはG検定は意味ある?取る人・取らなくていい人で、対策講座はG検定対策講座の比較で解説しています。

他の資格と比べて決めたい場合はAI資格の難易度ランキング|入門から上級まで5要素で比較、生成AIパスポートとの2択で迷っている場合はG検定と生成AIパスポートどっち?へどうぞ。


※試験制度・料金・日程は変更されることがあります。受験前に必ずJDLA公式サイトで最新情報をご確認ください。

出典

最終更新:2026年7月11日/fondantAI編集部