Claudeのシークレットチャットは、チャット履歴にもメモリにも残りません。学習にも使われません。ただし、消えるわけではありません。

公式に「30日間(デフォルト)保持される」と明記されています。 そしてTeamやEnterpriseでは、組織のデータエクスポートに含まれます。

この記事の要点

  • 履歴・メモリに残らず、学習にも使われない
  • ただし30日間は保持される
  • Team/Enterpriseでは組織のデータエクスポートとCompliance APIに含まれる

⚠️ 以下は2026年8月12日にClaude公式ヘルプ(日本語)で確認した内容です。

何が残らないのか

すべてのプラン(Free、Pro、Max、Team、Enterprise)で使えます。 公式の説明では「チャット履歴またはClaudeのメモリに保存されない一時的な会話」とされています。

残らないもの

項目状態
チャット履歴保存されない
Claudeのメモリ保存されない。将来のメモリエントリにも含まれない
モデルのトレーニング使用されない
過去の会話の検索Claudeはシークレットチャットから情報を取得しない
月間レポート含まれない

メモリを使っている場合の挙動も明確です。 シークレットチャットを開始しても、既存のメモリは使用されません。過去の文脈を持ち込まない、独立した会話になります。

メモリ機能そのものはClaudeのメモリ機能で解説しています。

何が残るのか

ここが名前から受ける印象と違う部分です。

公式にこう書かれています。 シークレットチャットはチャット履歴に保存されませんが、30日間(デフォルト)、または組織のカスタムデータ保持設定に従ってより長期間保持されます(Enterpriseプランで利用可能)。

つまり「即座に消える」機能ではありません。 自分の画面から見えなくなるのと、事業者側から消えるのは別の話です。

🔍 編集部の本音 ブラウザのシークレットモードと同じ感覚で捉えると、少しずれます。あれも「端末に履歴を残さない」だけで、通信先には記録が残るのと同じ構図です。「学習に使われない」「履歴に残らない」は事実。「どこにも残らない」は事実ではない——この区別だけ持っておけば十分だと思います。

会社のアカウントで使う場合

TeamとEnterpriseでは、追加で3つのことが明記されています。

  1. シークレットチャットは、アカウント所有者が利用できる組織データエクスポートに含まれる
  2. チャット履歴には保存されないが、安全性のため30日間、または組織のデータ保持ポリシーに従ってより長期間保持される
  3. Compliance APIに含まれる(Enterpriseプランで利用可能)

会社のアカウントでシークレットチャットを使っても、組織からは見える可能性があるということです。

業務上の判断で使うなら問題ありませんが、「会社に知られたくない内容を書く場所」としては機能しません。 社内情報を扱う際の判断軸はAIに社内情報を入れていい?にまとめています。

使い方

手順は短いです。

  1. プロジェクト外でClaudeとの新しいチャットを開始する
  2. 画面の右上隅にゴーストアイコンが表示されるので、クリックしてシークレットモードを有効にする
  3. 黒い枠線左上隅の「シークレットチャット」ラベルが表示されれば、シークレットチャット内にいる状態
  4. 会話を始める
  5. 終わったら**右上隅の「x」**をクリックして閉じる

見た目で判別できるようになっているのは親切な設計だと思います。 通常のチャットと取り違える事故は起きにくいはずです。

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使う前に知っておく制約

公式のFAQに、実務で効く注意が並んでいます。

制約内容
閉じたら開けない閉じると再度開くことができない。終了前に重要な情報を保存する
通常のチャットに変換できない開始後に「やっぱり残したい」はできない。履歴に保存もできない
プロジェクト内では使えないシークレットモードはプロジェクト外のチャットのみ。プロジェクト内ではゴーストアイコンが表示されない
プロフィール情報は参照されるカスタムスタイルや個人設定にはアクセスできる

1つ目が最も事故につながります。 有用な回答が出ても、閉じた時点で取り戻せません。必要な内容はその場でコピーしてください。

4つ目も見落としやすい点です。 メモリや履歴は使われませんが、プロフィール情報は参照されます。 完全に素の状態で会話するわけではありません。

どう使い分けるか

場面向き・不向き
一度きりの調べ物向いている。履歴を汚さない
使い捨ての文章の下書き向いている
試しに変な聞き方をしてみる向いている。メモリに影響しない
あとで見返したい検討不向き。閉じたら消える
プロジェクトの資料を使う作業使えない(プロジェクト内では非対応)
会社に見られたくない内容用途として成立しない(組織エクスポートに含まれる)

「履歴を整理された状態に保ちたい」という目的なら、素直に有効です。 仕事でのClaudeの使い方はClaudeを仕事で使う方法、事務作業での活用は事務職の仕事はAIでどう変わる?をどうぞ。

他社ツールの履歴の扱いや消し方AIの履歴・データを削除する方法に横断でまとめています。

FAQ

Q. シークレットチャットは学習に使われますか? A. 使われません。 公式に「トレーニングに使用されません」と明記されています。

Q. どこにも残らないということですか? A. いいえ。 チャット履歴とメモリには残りませんが、30日間(デフォルト)は保持されると公式に記載されています。Enterpriseでは組織の設定によりさらに長期になる場合があります。

Q. 会社のアカウントで使えば、会社には見られませんか? A. 見られる可能性があります。 TeamとEnterpriseでは、アカウント所有者が利用できる組織データエクスポートに含まれ、EnterpriseではCompliance APIにも含まれます

Q. 無料プランでも使えますか? A. 使えます。 Free、Pro、Max、Team、Enterpriseのすべてのプランで利用できます。

Q. 途中で通常のチャットに切り替えられますか? A. できません。 開始したシークレットチャットを通常のチャットに変換したり、履歴に保存したりすることはできません。

Q. 間違えて閉じてしまいました。 A. 再度開くことはできません。 公式にも、セッションを終了する前に重要な情報を保存するよう案内されています。

Q. 中立の立場で「使わなくていい」と言うこともありますか? A. あります。履歴を残したくない理由が「会社に見られたくない」なら、この機能では解決しません。 当サイトはAIツールを運営しておらず、提携の有無で評価を変えていません。履歴の整理が目的なら有効、という使い分けが実態に合っています。

まとめ

  • **全プラン(Free〜Enterprise)**で利用可能
  • 履歴・メモリに残らず、トレーニングにも使われない
  • ただし30日間(デフォルト)は保持される
  • Team/Enterpriseでは組織データエクスポートに含まれ、EnterpriseではCompliance APIにも含まれる
  • 開始は右上のゴーストアイコン黒い枠線が目印
  • 閉じたら二度と開けない通常チャットへの変換も不可
  • プロジェクト内では使えないプロフィール情報は参照される

次に読む:AIの履歴・データを削除する方法AIに社内情報を入れていい?


※仕様は変更されることがあります。最新の情報はClaudeの公式ヘルプでご確認ください。

出典

最終更新:2026年8月12日/fondantAI編集部