E資格を受験するには、試験日の過去2年以内にJDLA認定プログラムを修了している必要があります。 つまり講座選びは「内容」だけでなく「いつ修了するか」まで含めた選択です。試験は年2回、受験料は一般33,000円(税込)。認定プログラムの費用は別にかかります。この記事では、認定プログラムを選ぶときの4つのポイントを、中立の立場から解説します(特定の講座を推す記事ではありません)。

この記事の要点

  • 受験資格は「試験日の過去2年以内に認定プログラムを修了」。期限がある
  • 試験は年2回。修了時期によって、使える受験機会の数が変わる
  • 選ぶポイントは「レベルの適合・サポート・給付金対象・修了時期」の4つ

前提:認定プログラムは必須で、幅がある

E資格は、認定講座を修了しないと受験できません。認定プログラムは複数の事業者・教育機関が提供しており、内容もレベルも料金もさまざまです。「E資格対策講座」とひとくくりにできないため、自分に合うものを選ぶ目が必要です。

どの講座が認定されているかは、JDLA認定プログラムの一覧(公式)で確認できます。認定は追加・変更されるため、検討時点の一覧を必ず公式で見てください。

受験までにかかるお金の全体像

先に費用の構造を押さえます。認定プログラムの費用は講座によって大きく違うため、ここでは公式で確認できる受験料だけを並べます。

項目金額(税込)
受験料(一般)33,000円
受験料(学生)22,000円
受験料(JDLA会員)27,500円
認定プログラムの費用講座により異なる(別途)

受験料だけでG検定(一般13,200円)の約2.5倍です。しかもこれは認定プログラムの費用とは別。E資格は、資格そのものが「安く試せる」性格の試験ではありません。

さらに注意したいのが再受験です。不合格の場合、次に受けるときも受験料はかかります。 認定プログラムの修了が2年以内であれば講座を取り直す必要はありませんが、受験料は都度発生します。だからこそ、次に見る「いつ修了するか」が効いてきます。

2年ルール:修了時期で、受験できる回数が変わる

受験資格は「試験日の過去2年以内に認定プログラムを修了していること」。試験は年2回(2026年は2月と8月)です。この2つを重ねると、修了した時点から使える受験機会は最大4回という計算になります。

E資格の受験資格2年ルールを示すタイムライン図。認定プログラムを修了した時点から2年間が受験できる期間で、年2回の試験があるため最大4回の受験機会がある。修了が試験直前だと使える回数が減る

ここで差がつくのが、修了のタイミングです。

  • 試験の直前に修了する:1回目に間に合いますが、準備が足りないまま本番になりがちです
  • 試験の直後に修了する:次の試験まで約6ヶ月あり、復習の時間を取れます。2年間で4回の機会を丸ごと使えます
  • 修了が遅れて2年の終盤にかかる:残りの受験機会が1〜2回に減り、不合格のときに講座を取り直す事態になりかねません

つまり講座を選ぶときは、**「その講座の修了予定月が、試験日程のどこに落ちるか」**まで見てください。同じ内容の講座でも、開講時期が違えば受験計画がまるごと変わります。

🔍 編集部の本音 認定プログラムの比較記事はたいてい「料金」と「サポート」で並べて終わります。ですが実際に受験計画を狂わせるのは、修了が遅れて受験機会を使い切ることのほうです。講座の申し込み前に、修了予定月と次の試験日を紙に並べてみてください。それだけで選ぶべき講座が絞れることがあります。

選び方の4つのポイント

ポイント1:自分のレベルに合っているか

これが最も重要です。認定プログラムには、次のような幅があります。

  • 未経験者向け:プログラミングや数学の基礎から学べる
  • 経験者向け:ある程度の実務・数理の知識を前提とする

自分のレベルより高すぎると挫折し、低すぎると物足りません。 プログラミング経験や数学の素地を踏まえて、無理のないレベルの講座を選びましょう。試験そのものの難易度はE資格とは?難易度・受験料・受験資格で解説しています。

ポイント2:サポートの充実度

学習が難しい分野なので、つまずいたときのサポートが重要です。

  • 質問対応があるか
  • 進捗管理・学習の伴走があるか
  • 修了までフォローしてくれるか

「修了できるか」は合否より手前の関門です。修了しなければ受験資格そのものが得られません。

ポイント3:給付金・補助金の対象か

E資格の認定プログラムには、教育訓練給付金などの対象になっている講座もあります。対象なら実質負担を抑えられます。制度の仕組みは給付金・補助金の全体マップ、給付後にいくらになるかの考え方は実質価格ランキングで解説しています。ただし対象かどうかは講座により異なるため、必ず各講座の公式で確認してください。

ポイント4:修了時期が試験日程に合うか

上で見たとおりです。受講開始日ではなく修了予定日を見て、そこから次の試験日までに復習の時間が取れるかを確認してください。試験日程はJDLA公式で発表されます。

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見落としやすいのは「修了要件」

E資格の講座選びでいちばん見落とされるのが、修了の条件です。認定プログラムは「受講すれば自動的に修了」ではありません。講座によって、次のような要件が置かれています。

  • 実装課題の提出:コードを書いて提出し、基準を満たす必要がある
  • 修了テストの合格:一定点数を取らないと修了扱いにならない
  • 提出期限:期限を過ぎると次の期に持ち越し、修了が遅れる

ここでつまずくと、受験資格そのものが得られません。 試験に落ちたのではなく、試験の手前で止まる形です。しかも修了が遅れれば、前の章で見た2年の枠も削れていきます。

申し込む前に、この3つは必ず確認してください。

  1. 修了要件は何か(課題・テスト・出席のどれが必要か)
  2. 課題の提出期限と、間に合わなかったときの扱い
  3. つまずいたときに質問できる相手がいるか

とくに未経験から挑む場合、実装課題は独力ではかなり重い関門になります。ポイント2のサポートを軽く見ないでください。「安いが質問できない講座」を選ぶと、修了できずに費用だけが残ります。

選ぶときの注意

  • 料金だけで選ばない:安くても自分のレベルに合わなければ、修了できずに終わります
  • 合格実績の見せ方に注意:実績の算出基準は講座により異なります。「何を分母にした数字か」を確認して読む
  • 修了要件を確認する:課題提出やテストの合格が修了条件になっている講座もあります。修了できなければ受験できません
  • 公式情報で確認:講座の内容・料金・給付対象・認定状況は変わります。最新は各講座とJDLAの公式で

E資格そのものを取る意味に迷っている人は、先にE資格は意味ある?取る価値がある人を読むのがおすすめです。

FAQ

Q. 認定プログラムはどれを選べばいいですか? A. 「自分のレベルに合うか」を最優先に、サポート・給付金対象・修了時期を合わせて判断してください。万人向けの正解はありません。

Q. 認定プログラムは何講座ありますか? A. JDLA公式は総数を公表しておらず、認定は追加・変更されます。検討時点の認定プログラム一覧で確認してください。

Q. 修了してからいつまでに受験すればいいですか? A. 試験日の過去2年以内に修了していることが条件です。試験は年2回のため、修了時点から最大4回の受験機会があります。

Q. 不合格だったら講座を取り直しですか? A. 修了から2年以内であれば取り直しは不要です。ただし受験料(一般33,000円)は都度かかります。

Q. 未経験でも受けられる講座はありますか? A. あります。基礎から学べる未経験者向けの認定プログラムもあります。自分の前提知識に合わせて選びましょう。

Q. 給付金は使えますか? A. 対象の認定プログラムもあります。対象かどうかは講座により異なるため、各講座の公式で確認してください。

まとめ

  • E資格は認定プログラムの修了が必須。総講座数は公式に記載が無いため、一覧で確認する
  • 受験資格は「試験日の過去2年以内に修了」。年2回開催なので、機会は最大4回
  • 受験料は一般33,000円(税込)+認定プログラム費用。再受験でも受験料はかかる
  • 選ぶポイントは「レベルの適合・サポート・給付金対象・修了時期」の4つ

次に読む:E資格とは?難易度・受験資格E資格は意味ある?給付金・補助金の全体マップ


※認定プログラムの内容・料金・給付対象・試験日程は変更されることがあります。最新情報はJDLA公式・各講座の公式でご確認ください。

出典

最終更新:2026年7月29日/fondantAI編集部