そのままコピーして使える、生成AIのプロンプト(指示文)を用途別にまとめました。【 】の中を自分の内容に置き換えるだけで動きます。 プロンプトは、覚えるものではなく手元に貯めておくものです。この記事の例文を出発点に、自分専用の型に育てていってください。指示文そのものの意味はプロンプトとは?で解説しています。

この記事の要点

  • 10場面の例文をコピーして使える。埋めるのは【 】の中だけ
  • うまくいかないときは、読み手・分量・形式・禁止事項の4つを足す
  • よく使う型は保存して育てる。毎回ゼロから書かない

1. 文章を要約する

次の文章を、要点3つに絞って箇条書きで要約してください。 条件:専門用語は使わない/各項目は40字以内/数字は残す。 【文章を貼る】

**「数字は残す」**を入れるのが要点です。要約すると数字が最初に落ちます。長文の扱い方はAIで長文を要約する方法へ。

2. メールの下書きを作る

【相手:取引先の担当者】に、【用件:納期の変更をお願いする】メールを書いてください。 条件:200字程度/丁寧だが硬すぎない/謝罪は冒頭に1文だけ/代替案を1つ入れる。

「謝罪は冒頭に1文だけ」のような上限の指定が効きます。指定しないと、謝罪ばかりのメールになります。例文の型はAIでビジネスメールを書く方法にまとめています。

3. 議事録をまとめる

次の会議メモを議事録にしてください。 形式:①決まったこと ②決まらなかったこと ③次にやること(担当者と期限つき) 条件:発言の順番でなく、項目ごとに整理する/曖昧な発言は「要確認」と記す。 【メモを貼る】

**②「決まらなかったこと」**を項目に入れるのがコツです。ここが抜けた議事録は、次の会議で同じ話を繰り返します。詳しくはAIで議事録を作る方法へ。

4. 文章を推敲する

次の文章を、意味を変えずに読みやすくしてください。 条件:一文60字以内/結論を先に置く/固有名詞と数字はそのまま残す。 【文章を貼る】

5. アイデアを出す

【テーマ】についてアイデアを15個出してください。 条件:似た方向の案が3つ以上続かないようにする/実現しやすいものと極端なものを混ぜる/各案1行。

6. 情報を表に整理する

次の情報を比較しやすい表に整理してください。 列:【項目1】【項目2】【項目3】 条件:情報がない欄は「記載なし」と書き、推測で埋めないでください。 【情報を貼る】

**「推測で埋めない」**は必ず入れてください。空欄を埋めようとして、もっともらしい数字が入ることがあります。

7. 学ぶ・調べる

【テーマ】について、予備知識のない人に向けて説明してください。 条件:たとえ話を1つ使う/専門用語は初出で言い換える/最後に理解度を確かめる質問を3つ。

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8. 断りの文面を作る

【状況:見積もり依頼を辞退する】の断り文を作ってください。 条件:理由は正直に、しかし詳細は書きすぎない/関係を続けたい意図を残す/150字程度。

9. 説明を相手に合わせる

次の説明を、【相手:ITに詳しくない役員】向けに書き直してください。 条件:この人が知りたいのは「費用」と「リスク」だけという前提で/専門用語を使わない/結論から。 【説明を貼る】

相手が何を知りたいかまで指定すると、単なる平易化より実用的になります。

10. 自分の考えを整理する

これから私が考えを話します。整理はまだしないでください。 まず、私の話の中で矛盾している点と、根拠が弱い点を指摘してください。 【自分の考えを書く】

「整理しないで」と止めるのがポイントです。すぐにきれいにまとめられると、考えの穴が埋まって見えなくなります。

うまくいかないときの直し方

例文をコピーしても思った答えが出ないときは、次の4つを足します。

足すもの
読み手「新入社員向けに」「社外の初対面の相手に」
分量「200字で」「3つまで」「1行30字以内」
形式「箇条書きで」「表で」「見出しをつけて」
禁止事項「専門用語を使わない」「推測で埋めない」「順位はつけない」

いちばん効くのは禁止事項です。 「〜してください」より「〜しないでください」のほうが、出力の振れ幅が小さくなります。

Before → After の例

Before:「この資料を分かりやすくして」 → 何が分かりにくいかをAIが推測するため、狙いと違う直し方になります。

After:「この資料を、ITに詳しくない役員向けに書き直してください。専門用語を使わず、各項目3行以内、結論を先に置いてください。数字は変えないでください。」

読み手・形式・分量・禁止事項の4つが入りました。同じ資料でも、返ってくるものが変わります。

自分専用テンプレの育て方

  1. うまくいったプロンプトをその場で保存する:メモアプリでもテキストファイルでも構いません
  2. 場面の名前をつける:「議事録_定例会議用」のように、後から探せる名前に
  3. 【 】で穴を空けておく:次回は埋めるだけで済みます
  4. 失敗したら条件を1つ足す:一度に増やさず、1つずつ。何が効いたか分かります

毎回ゼロから書いている人と、貯めている人では、半年後の速度が変わります。 型の考え方そのものはプロンプトの基本で解説しています。

入力しないほうがよい情報

  • 氏名・住所・連絡先などの個人情報
  • 顧客データ、未公開の企画、社外に出せない資料
  • パスワードや認証に関わる情報

社内での取り扱いルールがある場合は、そちらに従ってください。固有名詞は「A社」「主力製品」のように置き換えれば、多くの場合そのまま使えます。

FAQ

Q. コピーしたのにうまくいきません。 A. 【 】の中が具体的か確認してください。そのうえで、読み手・分量・形式・禁止事項の4つを足します。特に「〜しないでください」を1つ入れると、結果が安定します。

Q. どのAIサービスでも同じように使えますか? A. 基本的な考え方は共通ですが、得意分野や出力の傾向はサービスによって異なります。同じプロンプトでも結果に差が出るため、手元のサービスに合わせて条件を調整してください。

Q. プロンプトは長いほうがいいですか? A. 長さ自体は目的ではありません。必要な条件が入っていれば短くても構いません。ただし、条件を書かずに短いのは、単に指示が足りていない状態です。

Q. 保存はどこにするのが便利ですか? A. 検索できる場所であれば形式は問いません。よく使う5つだけをすぐ出せる場所に置き、残りは別ファイルにまとめる、という分け方が実用的です。

まとめ

  • 例文は【 】を埋めるだけで使える。まず1つ試して、自分の場面に寄せる
  • うまくいかないときは読み手・分量・形式・禁止事項の4つを足す
  • 禁止事項がいちばん効く。「〜しないで」で出力の振れ幅が小さくなる
  • うまくいった型は保存し、穴を空けて再利用する。毎回ゼロから書かない

次に読む:プロンプトの基本プロンプトとは?


※各AIサービスの仕様は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

出典

  • 本記事は制度・料金・統計を扱わないため、外部の数値出典は用いていません
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最終更新:2026年7月25日/fondantAI編集部