Geminiには、資料・写真・動画・音声をそのまま読み込ませて、内容について質問できます。 公式には、ドキュメント、スプレッドシート、ノートブック、写真、動画などをアップロードして、回答・要約・分析情報を得られると説明されています。

便利な一方で、上限とエラーで詰まりやすい機能でもあります。この記事は、そこを先に潰します。

この記事の要点

  • 同一プロンプトに最大10ファイル。動画は合計5分、音声は合計10分(無料の場合)
  • Geminiアプリの保存容量は、Googleドライブとは別枠
  • エラーは3種類。原因と対処が決まっている

うまくいかないときの逆引き

先に、症状から原因を引けるようにしておきます。 それぞれの詳細は下の各章で扱います。

症状当たっている可能性が高い条件対処
ドライブのファイルを選べない[アクティビティの保存]がオフ/Workspace未接続。会社・学校のアカウントは管理者の有効化が必要ドライブから追加するときの条件
「データを削除してください」と出るGeminiアプリの保存容量が上限(ドライブの空き容量とは別枠)[設定とヘルプ]→[アクティビティ]から削除
「ファイルを含むチャットの上限に達しました」と出る一定期間の利用回数の制限時間をおく/Pro・Ultraで拡張
大きい資料で答えが薄い・抜けているコンテキストウィンドウを超えている分割して渡す
ZIPが通らないZIPは10ファイル・100MBまで動画と音声は含められないZIPで渡す場合
動画・音声が長すぎて止まる無料は動画5分・音声10分までPro・Ultraで動画1時間・音声3時間
1ファイルが大きすぎる動画は2GB、その他は100MBまで分割・圧縮する
一度に渡す数が多い同一プロンプトに最大10ファイル分けて渡す

なお、公式ヘルプに載っていない文言のエラーが出ることもあります。 その場合も、まずは上の条件のどれかに当たっていないかを疑ってください。公式には、ファイルを正しく分析できなかったというエラーが出た場合は、再度アップロードするよう案内されています。

何を読み込ませられるか

公式には「ほとんどのファイル形式をサポート」とされています。加えて、ファイル以外も渡せます。

追加できるもの操作
端末のファイル[ファイルをアップロード]
コードフォルダ[その他のアップロード] → [コードをインポート] → [フォルダをアップロード]
GitHubリポジトリ[その他のアップロード] → [コードをインポート] → URLを入力
Googleドライブのファイル[ドライブから追加]
ノートブック[その他のアップロード] → [ノートブック]

手順は、gemini.google.com でプロンプトを入力し、「+」からファイルを追加して送信するだけです。

ドライブから追加するときの条件

ここでつまずく人が多い部分です。

Googleドライブからファイルを追加するには、[アクティビティの保存] をオンにし、Google WorkspaceをGeminiアプリに接続する必要があります。

接続されていない場合は、接続するためのオプションが表示されます。手順とつまずきどころはGeminiとGmail・ドライブを連携する方法にまとめています。

会社・学校のアカウントの場合は、さらに条件があります。 組織のWorkspace管理者が、Geminiでのアプリの使用を有効にしている必要があります。

アップロードの上限を先に知っておく

公式に記載されている数値です。ここを知らずに大きいファイルを投げると、原因が分からないまま止まります。

対象上限
1つのプロンプトのファイル数最大10個(状況により制限がかかる場合あり)
動画のサイズ1ファイル最大2GB
その他の形式のサイズそれぞれ100MBまで
動画の長さ合計5分Pro・Ultraで合計1時間
音声の長さ合計10分Pro・Ultraで合計3時間
コードフォルダ/GitHubリポジトリ1チャットに1つ、5,000ファイル・合計100MBまで

ZIPで渡す場合

制約が別にあります。

  • 最大10個のファイルを含められる
  • 合計100MBまで
  • 動画ファイルや音声ファイルは含められない

「まとめてZIPにすれば楽」とはいかないので、覚えておいてください。

3つのエラーとその意味

公式に、エラーメッセージと原因が明記されています。 見たことがあるものがあるはずです。

①「ファイルをアップロードするには、データを削除してください」

これはGeminiアプリの保存容量が上限に達したという意味です。

重要な点:この上限は、GoogleドライブやGoogle Workspaceの保存容量とは別に設定されています。 ドライブに空きがあっても、こちらが埋まっていれば出ます。

対処(個人アカウントの場合):

  1. gemini.google.com を開く
  2. [設定とヘルプ] → [アクティビティ]
  3. 削除するアクティビティを選ぶ

公式には、動画・写真・ドライブやNotebookLMのファイルを含むチャットやGemは、より多くの保存容量を消費すると書かれています。まずは重いものから消してください。

なお、削除が容量に反映されるまで数分かかることがあります。 すぐ再試行して同じエラーが出ても、少し待ってから試してください。

会社・学校のアカウントの場合は、自分では削除できません。 アクティビティを削除できるのはWorkspace管理者のみです。管理者に問い合わせてください。

②「ファイルを含むチャットの上限に達しました」

一定期間の利用回数による制限です。

対処はシンプルで、時間をおけばリセットされます。 すぐに続けたい場合は、Google AI Pro・Ultraにアップグレードすると上限が拡張されます。

③「アップロードのサイズが大きすぎる場合、最適な結果を得られないことがあります」

これはエラーというより警告です。そして、いちばん厄介です。

止まるわけではなく、回答が返ってきます。 ただし公式によれば、コンテンツ全体のつながりや詳細情報が欠落した回答になる場合があります。

特に影響を受けるのは、大きいファイル全体に情報が散らばっていて、そのすべてに注意を向ける必要があるプロンプトとされています。

「読めているつもりで読めていない」状態なので、気づかないまま進むのが怖いところです。

コンテキストウィンドウの話

上の③を理解するための考え方です。

コンテキストウィンドウ=一度に読める量、と考えてください。公式も「読解の容量のようなもの」と説明しています。

公式に記載されている具体的な数値です。

目安
100万トークン(Google AI Pro・Ultra)最大1,500ページのテキスト、または3万行のコード
Deep Think利用時192,000トークン

大きい資料を扱うなら、ここが実質的な上限になります。

読めているか確かめる方法

内容を信じる前に、1つ聞いてください。

この資料の見出しを、出てくる順にすべて挙げてください。

見出しが実際と合っていれば、読めています。 抜けがあれば、その先の回答も疑ってください。

分量が多い場合は、章ごとに分けて渡すほうが確実です。同じ考え方はChatGPTにファイルを読み込ませる方法にもまとめています。

PR・おすすめValue AI Writer byGMO高品質なSEO記事を生成するAIライティングツール。公式サイトを見る

スプレッドシートからグラフを作る

あまり知られていない機能です。

Geminiウェブアプリでは、アップロードしたスプレッドシートからグラフを作成できます。拡大して細部を確認したり、カスタマイズしたりもできます。

カスタマイズの手順:

  1. グラフの下の編集アイコンをタップ
  2. 変更内容を選ぶ(グラフの種類、ラベルなど)
  3. [更新] をタップ

数字を渡して、そのまま図にできるということです。ただし、元データとの照合は自分で行ってください。 集計の考え方が違えば、正しく見えるグラフでも中身が違います。数値を扱う職種の変化は経理の仕事はAIでどう変わる?にまとめています。

渡す前に判断する

上限より先に考えるべきことです。

  • 顧客情報・個人が特定できる内容は削るか置き換える
  • 未公開の数字・契約書・社外秘の資料は、所属先のルールを確認する
  • 他社から預かった資料は渡さない

社名を「A社」に置き換えれば成立する相談は多くあります。 データの扱い方の考え方はAIと個人情報・プライバシーにまとめています。

読み込ませ方のコツ

  • 必要な部分だけ渡す:100ページのうち10ページが関係するなら、その10ページだけにする
  • 何をしてほしいか一緒に書く:ファイルだけ投げると要約が返って終わります
  • 複数渡すときは関係を説明する:「1つ目が現行版、2つ目が改定案」のように
  • エラーが出たら再アップロード:公式にも、正しく分析できなかったエラーの場合は再アップロードするよう案内されています

手元の資料だけを情報源にしたい場合は、NotebookLMのほうが目的に合うこともあります。

FAQ

Q. 何個まで一度に渡せますか? A. 同一のプロンプトに最大10個です(状況により制限がかかる場合があります)。

Q. 動画は何分まで読めますか? A. 合計5分までです。Google AI Pro・Ultraにアップグレードすると合計1時間まで。音声は10分(Pro・Ultraで3時間)です。

Q. ドライブに空きがあるのに「データを削除してください」と出ます。 A. Geminiアプリの保存容量は、ドライブとは別枠です。[設定とヘルプ] → [アクティビティ] から削除してください。反映に数分かかることがあります。

Q. 会社のアカウントで容量が消せません。 A. 仕事用・学校用アカウントのアクティビティを削除できるのは、Workspace管理者のみです。管理者に依頼してください。

Q. ZIPでまとめて渡せますか? A. 渡せますが、最大10ファイル・合計100MBまでで、動画と音声は含められません。

Q. 大きい資料を渡したら、内容が抜けている気がします。 A. コンテキストウィンドウを超えている可能性があります。 分割して渡すか、Pro・Ultra(100万トークン=最大1,500ページ相当)を検討してください。

Q. ドライブのファイルを選べません。 A. [アクティビティの保存] をオンにし、Google Workspaceを接続してください。会社・学校のアカウントでは、管理者の有効化が必要です。

まとめ

  • 資料・写真・動画・音声のほか、コードフォルダ・GitHubリポジトリ・ノートブックも渡せる
  • 上限は1プロンプト10ファイル/動画は合計5分/音声は合計10分(Pro・Ultraで拡張)
  • ZIPは10ファイル・100MBまで、動画と音声は不可
  • Geminiアプリの保存容量はドライブとは別枠。 [設定とヘルプ]→[アクティビティ]で削除
  • 会社アカウントの削除は管理者のみ
  • 大きすぎると抜けたまま回答が返る。 「見出しを順に挙げて」で確認する
  • スプレッドシートからグラフを作れる(元データの照合は自分で)

次に読む:GeminiとGmail・ドライブを連携する方法Geminiでできること全ガイド


※上限値・機能・提供条件は変更されることがあります。最新の情報はGeminiアプリの公式ヘルプでご確認ください。

出典

  • Google公式「Gemini アプリでファイルをアップロードして分析する」(2026年7月26日確認)

最終更新:2026年7月26日/fondantAI編集部