Claudeに資料を読み込ませるとき、知っておくと得をする仕様があります。PDFは、ページ数によって処理のされ方が変わります。

公式ヘルプによると、次のように扱われます。

PDFのページ数処理のされ方
100ページ以下テキストに加えて、視覚要素(画像・グラフ・グラフィックスなど)も分析
101〜1000ページテキストのみ処理。視覚要素は分析しない
1000ページ超アップロードできない

この境目を知らないと、原因不明の失敗に悩みます。 「グラフについて聞いたのに答えてくれない」というとき、資料が101ページ以上なら、それが理由です。

この記事の要点

  • 図表も読ませたいなら100ページ以下に分割する
  • ファイルはチャットに都度渡すか、プロジェクトに置いて永続参照するかを選べる
  • 渡す前に「この資料は渡してよいか」を判断する

まず:渡してよい資料か

便利さの前に、ここを通してください。

  • 顧客名簿、取引先の情報
  • 個人が特定できる内容
  • 未公開の数字、契約書、社外秘の資料
  • 他社から預かった資料

判断の目安は「他人に見られて困るか」です。 業務利用の可否は所属先のルールに従ってください。考え方はAIと個人情報・プライバシーにまとめています。

社名や個人名は「A社」「担当者」のように置き換えれば、多くの場合そのまま相談できます。

図表を読ませたいなら100ページ以下に

この記事でいちばん実用的な話です。

グラフや図が入った資料を読ませたいのに、資料が101ページ以上ある——このとき、視覚要素は分析されません。 テキストだけが処理されます。

対処は単純です。必要な範囲だけを抜き出して、100ページ以下のPDFにしてから渡してください。

たとえば300ページの報告書があり、そのうち図表を見てほしいのが第3章の20ページだけなら、その20ページを別のPDFにして渡します。分量が減るぶん、読み取りの精度も上がります。

ページ数の確認を先にする

長い資料を扱うときは、渡す前にページ数を確認する習慣をつけてください。100ページを境に、できることが変わります。

チャットに渡すか、プロジェクトに置くか

公式ヘルプによると、ファイルは個々のチャットにアップロードする方法と、プロジェクトのファイルセクションにアップロードして、会話全体で永続的に参照する方法があります。

使い方適した方法
一度きりの資料チャットにアップロード
繰り返し参照する資料プロジェクトに置く
案件ごとの前提資料プロジェクトに置く

プロジェクトには「+」ボタンからドキュメント・テキストファイル・コードスニペットなどを追加でき、プロジェクト内のチャットのコンテキストとして使われます。

「毎回同じ資料を貼っている」なら、置き場所を変える合図です。

渡すときのコツ

1. 何をしてほしいかを一緒に書く

ファイルだけ投げると、要約が返るだけで終わります。

添付の資料について、次を教えてください。 ①この資料の目的 ②決まっていること ③まだ決まっていないこと

2. 複数ファイルは関係を説明する

3つ添付します。1つ目が現行版、2つ目が改定案、3つ目が寄せられた意見です。 改定案が意見をどこまで反映しているかを確認してください。

人が読み比べると数時間かかる作業が、これで済みます。

3. 読めているか確認する

内容を信じる前に、1つ聞いてください。

この資料の見出しを、出てくる順にすべて挙げてください。

見出しが実際と合っていれば、ちゃんと読めています。 ずれていたら、その先の回答も疑ってください。

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うまく読めないときの原因

  • ページ数が101以上(図表を聞いている場合)→ 100ページ以下に分割する
  • 画像として保存されたPDF(スキャン資料)→ 文字が選択できるか確認。できなければテキスト化してから渡す
  • レイアウトが複雑(段組み・表の入れ子)→ 該当箇所だけ抜き出す
  • 1000ページを超えている → そもそもアップロードできません。分割が必須です

1つ目は、Claude固有の仕様として覚えておく価値があります。

ChatGPTとの違い

同じ「ファイルを読ませる」作業でも、仕様が異なります。ChatGPT側の扱いはChatGPTにファイルを読み込ませる方法にまとめています。

大量の資料を長期的に扱うなら、NotebookLMのように資料を置いておく前提の道具も選択肢になります。用途で使い分けてください。

読み込んだ内容をもとに成果物を作り込むなら、Claudeのアーティファクトと組み合わせると、修正が楽になります。

FAQ

Q. PDFの図やグラフを読んでもらえません。 A. 資料が101ページ以上ではありませんか。 公式には、101〜1000ページのPDFはテキストのみ処理し、視覚要素は分析しないとされています。必要な範囲を100ページ以下に分割してください。

Q. 何ページまで読めますか? A. 1000ページを超えるPDFはアップロードできないとされています。100ページ以下なら図表も含めて分析されます。

Q. どんな形式に対応していますか? A. ドキュメント、テキストファイル、コードスニペットなどに対応しています。対応形式は変更されることがあるため、公式ヘルプでご確認ください。

Q. 毎回同じ資料を渡すのが面倒です。 A. プロジェクトのファイルセクションに置いてください。会話全体で永続的に参照されます。

Q. スキャンしたPDFが読めません。 A. 画像として保存されているためです。文字が選択・コピーできるか確認し、できなければテキスト化してから渡してください。

Q. 会社の資料を渡しても大丈夫ですか? A. 所属先のルールに従ってください。顧客情報や未公開情報は渡さないのが基本です。固有名詞を置き換えれば使えることも多くあります。

まとめ

  • PDFはページ数で処理が変わる。100ページ以下なら図表も分析、101〜1000ページはテキストのみ、1000ページ超はアップロード不可
  • 図表を読ませたいなら100ページ以下に分割する。これがいちばん実用的な対処
  • ファイルはチャットに都度渡すか、プロジェクトに置いて永続参照するかを選べる
  • 渡す前に「この資料は渡してよいか」を判断する
  • 読めているかは「見出しを順に挙げて」で確認できる

次に読む:Claudeでできること全ガイドClaudeのアーティファクトとは?


※仕様・対応形式・上限は変更されることがあります。最新の情報はClaudeの公式ヘルプセンターでご確認ください。

出典

  • Claude ヘルプセンター「Upload files to Claude」(2026年7月26日確認)
  • Claude ヘルプセンター「What are projects?」(2026年7月26日確認)

最終更新:2026年7月26日/fondantAI編集部