OutlookのCopilotは、メールを書く・読む・予定にする、この3つを助ける機能です。 公式には、メールを素早く書き、長いスレッドを短い要約にし、メールスレッドの中から会議招待を作成できるとされています。
つまずくのは機能そのものではなく、新しいOutlookとクラシックOutlookでボタン名が違うことです。そこを先に整理します。
この記事の要点
- ボタン名がバージョンで違う。解説どおりに探しても見つからない原因
- 要約には番号付きの引用が付く。選ぶと元のメールに飛べる
- メールから会議招待を作ると、出席者とスレッドが自動で入る
操作名の対応表
まずこれです。
| やること | 新しいOutlook | クラシックOutlook |
|---|---|---|
| 下書きを作る | Draft | Draft with Copilot |
| 長さ・トーンを変える | Make it shorter/Make it longer/Change Tone | Adjust |
| 作り直す | Retry | Regenerate |
| 採用する | Keep it | Keep |
| 要約する | Summary by Copilot | Summarize |
「解説に書いてあるボタンがない」ときは、バージョンの違いです。
なお、Mac版は最新版のOutlook for Macでのみ利用でき、レガシー版はサポートされていません。
対応しているのは、Outlook for Microsoft 365/Mac版/新しいOutlook for Windows/Android/iOSです。
メールを下書きする
- [ホーム] > [新しいメール]
- ツールバーの Copilotアイコンを選ぶ
- ドロップダウンから [Draft](新しいOutlook)または [Draft with Copilot](クラシック)
- Copilotのボックスにプロンプトを入力
- [Generate] を選ぶ
公式に挙げられているプロンプトの例です。
チームに、粘土瓦を使うことに決まったので、期限に間に合うよう進めてほしいと伝えてください。
注目してほしいのは、この短さです。 敬語も書き出しも書いていません。「誰に・何を・なぜ」だけで足ります。
調整する
生成されたら、長さとトーンを変えられます。
- 新しいOutlook:Make it shorter/Make it longer/Change Tone
- クラシック:[Adjust] から選ぶ
気に入らなければ、Retry(新)/Regenerate(クラシック)で作り直せます。 プロンプト自体を書き換えて、もう一度 Generate してもかまいません。
満足したら [Keep it]/[Keep] を選び、必要に応じて編集してから送信します。
「そのまま送る」ボタンではありません。 編集する前提の設計です。
長いスレッドを要約する
- 受信トレイで会話を選ぶ
- スレッド上部の [Summary by Copilot](新)または [Summarize](クラシック)を選ぶ
Copilotがスレッドを読み、要点を探して要約します。
引用から元のメールへ飛べる
ここが実用上いちばん大事です。
公式によれば、要約には番号付きの引用が含まれる場合があり、選択するとスレッド内の該当メールに移動します。
要約を検証する手段が用意されているということです。
必ずやってほしいこと:
- 重要な数字・日付は、引用から元のメールを開いて確認する
- 「誰が言ったか」を確認する(要約では主語が曖昧になりがちです)
- 決定事項と提案を区別する(要約では同じ強さに見えることがあります)
要約は「読む順番を決めるため」に使い、判断は元のメールで行う。 これが安全な使い方です。
メールから会議招待を作る
新しいOutlookの機能です。
ツールバーの [Schedule with Copilot] から、メールの中で会議招待を作成できます。
自動で入るもの:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会議のタイトル | 自動入力 |
| 議題 | 自動入力 |
| 添付 | メールスレッドが添付として追加される |
| 出席者 | スレッドの参加者が含まれる |
「このメールのやり取り、会議にしたほうが早い」と思った瞬間に作れるということです。宛先を選び直す手間も、経緯を説明する手間もありません。
送信前に、内容を確認して追加や変更ができます。
送る前に確認すること
会議招待は、送ると相手のカレンダーに入ります。
- 出席者が多すぎないか(スレッドの全員が必要とは限りません)
- 外部の人が含まれていないか(スレッドに顧客がいる場合は要注意)
- 添付されたスレッドを、その全員が見てよいか
- 議題が的外れでないか
特に3つ目です。 社内のやり取りが含まれたスレッドが、そのまま外部の出席者に届くことがあります。
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メールは、送ったら取り消せません。
- 固有名詞:宛名・社名・製品名の表記
- 数値と日付:勝手に補われていないか
- こちらが決めていないことを、決めたように書いていないか
- 謝罪や約束の表現:踏み込みすぎていないか
- 敬語の強さ:相手との関係に合っているか
3つ目がいちばん危険です。 短いプロンプトから書かせると、文脈を埋めるために「それらしい約束」が入ることがあります。
メール業務全般の効率化はAIでメールを作成する方法、営業職での使い方は営業職の仕事とAIにまとめています。
使いどころ
| 向く | 向かない |
|---|---|
| 定型的な連絡・お知らせ | 謝罪・交渉など機微な内容 |
| 長いスレッドの流れをつかむ | 要約だけで判断する |
| 会議招待の作成 | 外部を含むスレッドの一括招待 |
| 敬語のトーン調整 | 確認せずに送信する |
「書き出しで止まる時間」と「長いスレッドを読み返す時間」を減らす——ここに絞ると効きます。
会議の記録を扱う方法はAIで議事録を作成する方法、他アプリのCopilotはWordのCopilot・ExcelのCopilotにまとめています。
FAQ
Q. どのOutlookで使えますか? A. Outlook for Microsoft 365/Mac版/新しいOutlook for Windows/Android/iOSです。Mac版は最新版のみで、レガシー版はサポートされていません。
Q. 解説にあるボタンが見つかりません。 A. 新しいOutlookとクラシックOutlookでボタン名が違います。 例:下書きは「Draft」(新)/「Draft with Copilot」(クラシック)です。
Q. 生成された文章はそのまま送れますか? A. [Keep it]/[Keep] で採用したあと、編集してから送信する前提です。固有名詞・数値・約束の表現を必ず確認してください。
Q. 長さやトーンは変えられますか? A. 変えられます。新しいOutlookはMake it shorter/Make it longer/Change Tone、クラシックは**[Adjust]**です。
Q. 要約の内容は信用できますか? A. 番号付きの引用から元のメールへ飛べます。 重要な数字・日付・発言者は、そこで確認してください。
Q. メールから会議を作れますか? A. 新しいOutlookの [Schedule with Copilot] で作れます。タイトル・議題が自動入力され、スレッドが添付され、参加者が出席者に入ります。
Q. 会議招待を作るとき注意することは? A. 出席者に外部の人が含まれていないかと、添付されるスレッドをその全員が見てよいかを確認してください。
まとめ
- OutlookのCopilotは、書く・要約する・会議にするの3つ
- ボタン名がバージョンで違う(Draft/Draft with Copilot など)
- 下書きのプロンプトは**「誰に・何を・なぜ」だけで足りる**
- 要約には番号付きの引用。選ぶと元のメールに飛べる
- 要約は読む順番を決めるために使い、判断は元のメールで行う
- 会議招待は出席者とスレッドが自動で入る。 外部の人が混ざらないか確認する
- 送信前は固有名詞・数値・約束の表現を必ず見る
次に読む:TeamsのCopilotで会議を要約する方法/WordのCopilotの使い方
※機能・操作名・対応バージョンは変更されることがあります。最新の情報はMicrosoftの公式ヘルプでご確認ください。
出典
- Microsoft公式「Welcome to Copilot in Outlook」(2026年7月26日確認)
最終更新:2026年7月26日/fondantAI編集部
