Copilot Studioで作れるものは、1種類ではありません。 エージェント、ワークフロー、エージェントフローの3つがあり、それぞれ役割が違います。
そして最初に決めるのが「ハーネス」です。この選択で、判断のしかたも、扱える複雑さも、請求方法も変わります。
この記事の要点
- 作れるのはエージェント/ワークフロー/エージェントフロー
- ハーネスの選択で請求方法まで変わる
- ChatGPTのGPTと違い、複数のチャネルに公開できる
⚠️ 以下は2026年8月13日にMicrosoft Learnで確認した内容です。日本語ページは機械翻訳とみられ、訳が不自然な箇所があります。本文では意味が通るよう整えていますが、内容は変えていません。
何をするものか
公式の説明はこうです。
AI搭載のエージェントやワークフローの構築と管理のための、グラフィカルでローコードなスタジオ
エージェントやワークフローを構築し、組織のデータやシステムに接続し、ユーザーがすでに活動しているチャネルに公開する——これが一連の流れです。
ローコードであるため、広範な技術的背景がなくても構築できるとされています。既製またはカスタムのコネクタを通じて、他のデータソースと接続できます。
作れる3種類
① エージェント
会話を処理し、タスクを完了するAIアシスタントです。
与えた指示に従い、接続した知識源を活用し、要求を分析して、ツールを用いて行動すると説明されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公開先 | Microsoft Teams、Microsoft 365 Copilot、ウェブサイト、モバイルアプリその他のチャネル |
| 言語 | 複数言語に対応 |
| 作り方 | 平易な言葉で説明して作成でき、公開前にテストできる |
そして興味深い記載があります。
一部のエージェントは自分のアカウントを割り当てられ、タスクに積極的に取り組み、新入社員のオンボーディングや定期的な会議の調整など、共有されたビジネスプロセスに参加できます。
**「アカウントを持つエージェント」**という考え方です。人と同じように業務プロセスに入る、という設計になっています。
② ワークフロー
ドラッグ&ドロップのデザイナーで作成する自動化です。
希望する自動化を説明すれば、Copilot Studioがそれを生成・設定し、エンドツーエンドで検証するとされています。
各ステップが推論と行動を行えるため、自動化の予測可能性とAIの柔軟性を兼ね備えるという説明です。組み込みテストや人間によるコントロールも含まれます。
③ エージェントフロー
Power Automateに似たオーサリング体験を持つ、Copilot Studioにネイティブなフロー形式です。
- 独立した自動化として実行する
- またはエージェントに割り当てて、結果を返すツールとして活用する
人間のレビューステップを含めることもできます。
ハーネスという概念
ここが最初の分岐点です。
作るものはすべてハーネスで動きます。これは舞台裏で作業をこなすエンジンです。
そして公式に、こう明記されています。
ハーネスの選択によって、エージェントやワークフローの判断方法、対応可能な作業の複雑さ、標準で何ができるか、請求方法が変わります。
「請求方法が変わる」——ここは見落とせません。機能の話だけでなく、費用の話でもあります。
| ハーネス | 向く用途 |
|---|---|
| 推論重視のハーネス | 多段階の作業や複雑なビジネスプロセス |
| 標準ハーネス | ルールベースのエージェントと、構造化され再現可能な会話 |
| Copilotチャットハーネス | 組織の知識でMicrosoft 365 Copilot Chatを拡張する |
処理のされ方が違う
| ハーネス | リクエストの扱い |
|---|---|
| 推論重視 | リクエストを解釈し、適切なツールを選び、タスク完了に必要な手順を進める。すべての経路をスクリプト化する必要がない |
| 標準 | 自然言語の理解で、リクエストを最適な「トピック」(設計した会話の一部)に合わせる。トピック外でも、接続された知識ソースから会話形式の回答を生成できる |
🔍 編集部の本音 標準ハーネスの「トピック」という考え方は、従来のチャットボット設計に近いと思います。想定した会話の道筋を作っておく方式です。一方、推論重視は道筋を作らない。予測可能性を取るか、柔軟性を取るか——この選択が、そのまま運用の手間と品質の性格を決めます。
GPTストアとの違い
「自社専用のAIを作る」という点では似ていますが、決定的な差があります。
| ChatGPTのGPT | Copilot Studio | |
|---|---|---|
| 作れるもの | GPT | エージェント・ワークフロー・エージェントフロー |
| 動く場所 | ChatGPT内のみ(外部サイトへの埋め込み不可) | Teams・Microsoft 365 Copilot・Webサイト・モバイルアプリなど |
| 中身の確認 | ストア公開のGPTは設定を見られない | — |
GPTは自分のウェブサイトに埋め込めません(GPTストアの使い方で確認済み)。Copilot Studioは、公開先が複数用意されている点が大きく異なります。
社内のTeamsに置きたい、自社サイトに載せたい——そうした要求があるなら、こちらの領域になります。
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公式の情報から、順番を整理します。
- 何を作るか(エージェント/ワークフロー/エージェントフロー)
- どのハーネスで動かすか(請求方法も変わる)
- どのチャネルに公開するか(Teams、Webサイトなど)
- どのデータに接続するか(既製またはカスタムのコネクタ)
3つ目と4つ目は、社内の承認が要る領域だと思います。接続するデータの範囲は、事前に決めておいてください。判断軸はAIに社内情報を入れていい?にまとめています。
自然言語でビルド(プレビュー)
白紙から始める必要はないという機能も用意されています。
達成したいビジネス目標を説明すると、Copilot Studioが適切なエージェントとワークフローの組み合わせを決定します。 同じ会話の中で質問や編集を重ねて洗練でき、1回のセッションで複数のアセットを作成できるとされています。
ただし、これはプレビュー段階と明記されています。
運用する
作って終わりではありません。 公式に2つの機能が挙げられています。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| アナリティクス | パフォーマンスの監視、カスタム指標の追跡、セッション成果の分析 |
| 評価 | 公開前後に、テストセットと共有グレーダーライブラリを使って品質を検証 |
**「公開前後に品質を検証する」**という設計は、業務で使う前提として妥当だと思います。
Copilotの他の機能はCopilotの使い方、調査・分析のエージェントはCopilotのResearcherとAnalystをどうぞ。
FAQ
Q. プログラミングの知識は必要ですか? A. 公式には「ローコード」と説明され、広範な技術的背景がなくても構築できるとされています。同時に、プロの開発者に必要な深みも持たせられるとも記載されています。
Q. 作ったものはどこで使えますか? A. Microsoft Teams、Microsoft 365 Copilot、ウェブサイト、モバイルアプリその他のチャネルに公開できます。ChatGPTのGPTがChatGPT内でしか動かないのとは異なります。
Q. ハーネスとは何ですか? A. 舞台裏で作業をこなすエンジンと説明されています。選択によって、判断方法・扱える複雑さ・標準でできること・請求方法が変わります。
Q. どのハーネスを選べばいいですか? A. 多段階で複雑な処理なら推論重視のハーネス、決まった会話を再現性高く回すなら標準ハーネス、Microsoft 365 Copilot Chatを社内知識で拡張したいならCopilotチャットハーネス、という整理になります。
Q. ライセンスは必要ですか? A. 本記事で参照したページには詳細な記載がありませんでした。 ライセンスについては公式のライセンス関連ページでご確認ください。
Q. 作ったエージェントの品質はどう確かめますか? A. 評価機能が用意されており、公開前後にテストセットと共有グレーダーライブラリを使って検証できます。アナリティクスでパフォーマンスの監視やカスタム指標の追跡も可能です。
Q. 中立の立場で「作らなくていい」と言うこともありますか? A. あります。既存のツールで足りるなら、作る必要はありません。 当サイトはAIツールを運営しておらず、提携の有無で評価を変えていません。Teamsや自社サイトに置きたい、社内データに接続したい——この要求が出てから検討する順番が合理的だと思います。
まとめ
- 作れるのはエージェント/ワークフロー/エージェントフローの3種類
- エージェントはTeams・Microsoft 365 Copilot・Webサイト・モバイルアプリなどに公開できる
- 一部のエージェントは自分のアカウントを持ち、業務プロセスに参加できる
- ハーネスの選択で判断方法・複雑さ・請求方法が変わる
- 推論重視は経路をスクリプト化せず、標準は「トピック」に沿わせる
- 自然言語でビルドはプレビュー段階
- アナリティクスと評価で公開前後の品質を検証できる
- GPTはChatGPT内のみ、Copilot Studioは複数チャネルへ公開可能
次に読む:Copilotの使い方/GPTストアの使い方
※仕様は変更されることがあります。最新の情報はMicrosoft Learnでご確認ください。日本語ページは機械翻訳とみられるため、重要な判断をする場合は英語原文もあわせてご確認ください。
出典
- Microsoft Learn「Copilot Studioの概要」(2026年8月13日確認)
最終更新:2026年8月13日/fondantAI編集部
