Copilotは、Microsoftが提供するAIアシスタントで、WordやExcelなどのOfficeアプリと一緒に使える点が最大の特徴です。 文章の下書き、表計算の集計、メールの返信作成といった身近な仕事を、いつもの画面の”となり”で日本語で頼めます。Windowsにも標準で組み込まれており、特別な準備なく使い始められます。この記事では、Copilotでできることを全機能まとめて整理し、料金の違い、苦手なこと、使いこなしのコツまで解説します。
この記事の要点
- 最大の強みはOfficeアプリとWindowsへの統合。普段の作業と地続きで使える
- 個人向けの有料は Microsoft 365 Personal(年額¥21,300)。無料の範囲で試せば十分なことも多い
- Officeアプリの中で直接使うには上位プランが要る場合がある。ここが見極めどころ
Copilotとは:Officeと一体のAIアシスタント
Copilotは、ChatGPTやGeminiと並ぶ主要なAIアシスタントのひとつです。持ち味は、Word・Excel・PowerPoint・OutlookといったMicrosoftのアプリと一体で使えること。Windowsにも標準搭載され、ブラウザやスマホからも使えます。「AIを別のサイトで開く」のでなく、いつもの仕事道具の中にAIがいるイメージです。
料金プラン:無料・個人有料・法人の3段
Copilotは提供形態がいくつかあり、少し分かりにくいので整理します(2026年8月12日に公式で確認。改定が多いため、最新は公式の料金ページで確認を)。
| 区分 | 価格 | 何が違うか |
|---|---|---|
| 無料 | 0円 | Web上・Windows・アプリでのCopilot。まず試すのに十分 |
| Microsoft 365 Personal(個人向け・1人用) | ¥21,300/年 | Word・Excel・PowerPoint・Outlookのデスクトップアプリの中でCopilotが使える。1TBのクラウドストレージ、5台同時サインイン、動画エディターなども含む |
| 法人向け(Microsoft 365 Copilot) | 別体系 | 業務利用向け。組織の管理機能やデータ保護が加わる |
Personalで増えるのは、Officeアプリ内での利用だけではありません。 公式には、AI生成オーディオ(英語のみ)や、画面・カメラから質問できるビジュアルAIアシスタンスなど、一部のCopilot機能で無料版より高い使用上限が設定されること、AI画像作成をより多く使えること、Teamsでビデオ通話とCopilotを終日利用できることが挙げられています。
先に知っておきたい注意が2つあります。
- AI機能はサブスクリプションの所有者のみが使え、共有はできません(使用上限もあります)
- ExcelのCopilotは自動保存が必要=OneDriveに保存されたファイルでないと動きません。未保存のファイルでは機能しません
ポイントは、「Officeアプリの中で直接Copilotを使いたいか」で有料の必要性が決まることです。0円の範囲で目的を試し、具体的な理由が出てから有料を検討するのが無駄のない順序です。他ツールも含めた課金の考え方はAIツールの料金比較へ。
Copilotでできること:全機能ガイド
| 機能 | ひとことで言うと |
|---|---|
| チャット | 質問・文章作成・調べ物の基本(無料でも可) |
| Word連携 | 文書のたたき台・要約・推敲 |
| Excel連携 | 数式を知らなくても集計・グラフ・傾向の要約 |
| PowerPoint連携 | スライドの構成案・たたき台づくり |
| Outlook連携 | メールの要約・返信の下書き |
| 画像生成 | 指示から画像を作る |
| エージェント | 自社専用のAIを作る(法人向け・Copilot Studio) |
1. チャット:無料でも使える入り口
Web上やWindows上で、質問・文章作成・要約・調べ物を日本語で頼めます。画像の生成にも対応。ここまでは0円で試せるので、まずは気軽に触ってみるのがおすすめです。頼み方の基本はプロンプトの基本へ。
2. Word連携:文書作成をとなりで手伝う
Wordの中で、たたき台の作成・長文の要約・言い換えや推敲を頼めます。「この資料を1ページにまとめて」「もっとやわらかい表現に」といった依頼を、文書を開いたまま実行できるのが利点です。
3. Excel連携:数式を知らなくても集計
Excelの中で、集計・グラフ作成・傾向の要約を日本語で頼めます。「この表を月別で集計してグラフにして」と言えば、数式を覚えていなくても分析ができます。結果は必ず自分でも確認しましょう。Excelにしぼった具体例はExcel作業をAIで効率化する方法へ。
4. PowerPoint・Outlook連携
PowerPointではスライドの構成案やたたき台づくり、Outlookでは受信メールの要約や返信の下書きを頼めます。資料作成やメール処理の”下ごしらえ”を任せ、人が仕上げる使い方が基本です。
5. 画像生成
指示から画像を作る機能があり、資料の挿絵やアイデアの可視化に使えます。商用利用の可否は用途や規約で変わるため、仕事で使う前に確認が必要です。
6. エージェント(法人向け)
法人向けでは、Copilot Studioを使って自社専用のAI(エージェント)を作り、業務に組み込めます。定型業務の自動化を狙う場面で使われますが、個人利用の範囲を超えるため、まずはチャットやOffice連携から始めるのが現実的です。
できないこと・苦手なこと
中立に、弱みも押さえておきましょう。
- Officeアプリ内で直接使うには上位プランが要る場合がある:0円の範囲はWeb中心
- 提供形態が分かりにくい:自分の環境でどこまで使えるかは事前確認が要る
- もっともらしい誤り(ハルシネーション)はゼロにならない:数字や重要事項は確認する
ChatGPT・Claude・Geminiとの違いは文章生成AIの比較で解説しています。
PR・おすすめValue AI Writer byGMO高品質なSEO記事を生成するAIライティングツール。公式サイトを見る仕事での使いこなしのコツ
- まず小さな作業で試す:「このメールを要約して」「この表をグラフにして」から
- 用途と形式を伝える:「誰向けに・何のために・どんな形で」を添える
- 自分の環境で使える範囲を確認:Officeアプリ内で使いたいならプランを確認
- 一度で完成させようとしない:会話で寄せていく
使うときの注意点
- 機密データの扱い:会社の情報を入れてよいかは、所属先のルールに従う
- 事実は自分で確認:出力の数字・重要事項は確認する
- 最終チェックは人:下書きや集計は任せても、提出・公開前の確認は人が行う
FAQ
Q. Copilotは無料で使えますか? A. Web検索・画像生成・基本の文章作成など無料で使える範囲があります。まず無料で目的に合うか試し、Officeアプリ内で使いたい・上限が足りないと感じたら有料を検討するのがおすすめです。
Q. Excelの数式が分からなくても使えますか? A. 使えます。「この表を月別で集計してグラフにして」のように日本語で頼めば、数式を知らなくても集計や可視化ができます。ただし結果は必ず自分でも確認しましょう。
Q. ChatGPTとどう違いますか? A. Copilotの強みはOfficeアプリやWindowsとの統合です。普段Officeで仕事をする人には導線が短く、ChatGPTは単体での万能さや拡張が強みです。詳しくは文章生成AIの比較へ。
Q. 仕事のファイルを使っても大丈夫ですか? A. 機密情報の扱いは所属先のルール次第です。入れてよい情報かを先に確認し、迷うものは入れないのが安全です。
まとめ
- Copilotの最大の強みはOfficeアプリ・Windowsへの統合。普段の作業と地続きで使える
- 料金は「無料 → 個人有料 → 法人」の段階。Officeアプリ内で直接使うかが有料の分かれ目
- Word・Excel・PowerPoint・Outlookの”下ごしらえ”を任せ、人が仕上げるのが基本
- 事実確認と機密の扱いに注意し、最終チェックは人が行う
アプリ別の詳しい解説
この記事は全体の見取り図です。 アプリごとの操作は、それぞれの記事で詳しく扱っています。
| アプリ | 記事 |
|---|---|
| Word(下書き・書き換え・要約) | WordのCopilotの使い方 |
| Excel(3つのモードと安全な任せ方) | ExcelのCopilotの使い方 |
| PowerPoint(Wordからの変換のコツ) | PowerPointのCopilotで資料を作る方法 |
| Outlook(下書き・要約・会議招待) | OutlookのCopilotの使い方 |
| Teams(会議の要約と3つの設定) | TeamsのCopilotで会議を要約する方法 |
| Windows(画面を見せる・ファイル検索) | WindowsのCopilotの使い方 |
| ライセンス(自分がどれか確認する) | Copilotのライセンスの違い |
| エージェント(調査・分析を任せる) | Copilotのエージェントとは? |
| Notebooks(資料を集めて根拠を絞る) | Copilot Notebooksとは? |
| ファイルの読み込み(対応形式と上限) | Copilotにファイルを読み込ませる方法 |
Excel作業にしぼった具体例はExcel作業をAIで効率化する方法、他AIとの違いは文章生成AIの比較へ。
次に読む:WordのCopilotの使い方/事務職の仕事はAIでなくなる?変わる業務と今から身につけたいスキル
※料金・提供形態は2026年8月12日時点の公式情報です。改定が多いため、最新は必ず公式サイトでご確認ください。
出典
- Microsoft公式「個人向け Copilot の価格」(2026年8月12日確認)
最終更新:2026年8月12日/fondantAI編集部
