PowerPointのCopilotは、説明した内容からプレゼン資料を作る機能です。 Word文書を渡してスライドに変換することもできます。

重要なのは、いきなりスライドが出てくるわけではないことです。先にアウトラインが出ます。 ここで直せるかどうかが、出来上がりを決めます。

この記事の要点

  • アウトラインが先に出る。 ここで直せば、作り直しが要らない
  • Wordから変換するなら、見出しスタイル・画像・テンプレート・24MB未満の4つ
  • Copilotが逆に質問してくる。 答えるとスタイルが揃う

作る手順

公式の手順です。

  1. PowerPointで新しいプレゼンテーションを開始する
  2. スライド右下のCopilotアイコンを選ぶ
  3. Copilotチャットペインの入力欄にある [Add Content] ボタンをクリック
  4. ドロップダウンから [Agent Mode] を選ぶ
  5. 作りたいプレゼンの説明をプロンプトに入力する
  6. 送信する

3〜4番を飛ばすと、目的の動作になりません。 ここが分かりにくい部分です。

逆質問には答えたほうがいい

送信すると、Copilotが質問を返してくることがあります。

公式によれば、プレゼンの対象読者、プレゼンや画像のスタイルなどについて聞かれます。好みを伝えるか、スキップしてCopilotに決めさせるかを選べます。

答えたほうがいい場面:

  • 社外向けの資料(トーンが変わります)
  • 既存資料と見た目を揃えたいとき
  • 読み手の前提知識に幅があるとき

スキップしてよい場面:

  • とりあえず形を見たいとき
  • 自分用のたたき台

「後で直せばいい」と思ってスキップすると、全体のトーンを直すことになります。 最初に答えるほうが結局速いです。

アウトラインを先に直す

この記事でいちばん重要な部分です。

公式の説明では、Copilotはまずアウトラインを生成します。 そして、チャットでアウトラインを詰めたうえで、準備ができたらスライドの生成を指示します。

つまり、スライドになる前に構成を直せます。

確認すべき点:

  • 話の順番が、伝えたい順になっているか
  • 1枚に詰め込みすぎていないか
  • 結論がどこにあるか(後ろすぎないか)
  • 不要なセクションが入っていないか

スライドになってから構成を直すのは大変です。 文字だけの段階で決着をつけてください。

アウトラインができたら、スライドの生成を指示します。生成後も、チャットで編集と調整を続けられます。

Word文書から変換する

すでに文書がある場合、これがいちばん効率的です。 公式に4つのベストプラクティスが挙げられています。

①Wordのスタイルを使う

Wordでスタイルを使って文書を整理することで、Copilotは元の文書の構造と、それをどうスライドに分割するかをよりよく理解します

見出し1・見出し2を、ちゃんと設定してください。

文字を大きくして太字にしただけの「見た目の見出し」では、機械には見出しと分かりません。ここを直すだけで、スライドの区切りが正確になります。

②関連する画像を入れておく

Copilotは、Word文書の中にある画像を取り込もうとします。

使いたい図があるなら、Wordの時点で貼っておいてください。 後から入れ直す手間が省けます。

③会社のテンプレートから始める

組織が標準のプレゼンテーションテンプレートを使っている場合は、Copilotでプレゼンを作る前にそのファイルから始めてください

テンプレートから始めると、Copilotはテーマとデザインを保持したいと理解し、既存のレイアウトを使って作ります。

白紙から作らせて後で体裁を直す、がいちばん手間がかかります。 順序を逆にしてください。

④24MB未満にする

Copilotは、24MBより小さいWord文書で最もよく動作します

大きい文書は、分割するか、画像を圧縮してから渡してください。

提供状況の注意

公式に、順次提供中の機能が記載されています。

  • プレゼンの長さ・トーン・プレゼンスタイル・画像の好みの調整:Frontier および Microsoft 365 Insiders に展開中。すべてのCopilotサブスクライバー向けには近日提供予定
  • Agent Modeでのファイル参照:近日対応予定

「解説記事にある機能が見当たらない」場合、この展開待ちの可能性があります。

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使えないとき

対応しているのは、PowerPoint for Microsoft 365/Mac版/iPad版です。

公式の注記です。

Word、Excel、PowerPoint、OneNote で Copilot が表示されない場合、Microsoft 365 サブスクリプションに含まれていないか、組織の設定により利用できない可能性があります

個人の設定の問題ではありません。 会社のPCなら管理者に確認してください。

出てきた資料の確認

生成された資料は、そのままでは出せません。

  • 数値:元資料と照合する
  • 固有名詞:社名・製品名の表記
  • 1枚あたりの情報量:多すぎないか
  • 話の流れ:口頭で説明したときに成立するか
  • 画像:内容と合っているか

「作れた」と「発表できる」は別です。 資料作成の型はAIでプレゼン資料を作る方法AIで資料作成する方法にまとめています。

向く使い方

向く向かない
既存のWord文書をスライド化する一からデザインを作り込む
構成のたたき台を出す数値の正確さを確認せず出す
社内向けの報告資料重要な提案の最終版をそのまま使う
会社テンプレートに沿った量産テンプレートを無視した独自レイアウト

「文書はあるが、スライドにする時間がない」——ここに最も効きます。

企画・提案を仕事にしている職種の変化は企画・コンサル職の仕事とAIにまとめています。

FAQ

Q. どこから始めますか? A. 新しいプレゼンを開始し、右下のCopilotアイコン → [Add Content] → [Agent Mode] の順に選んでから、プロンプトを入力します。

Q. すぐスライドが出てきませんが? A. 先にアウトラインが生成されます。 チャットで構成を詰めてから、スライドの生成を指示してください。

Q. Word文書から作れますか? A. 作れます。見出しスタイルを設定し、使いたい画像を入れ、会社のテンプレートから始め、24MB未満にするのがコツです。

Q. 会社のテンプレートは守られますか? A. テンプレートのファイルから始めてください。 そうすることで、テーマとデザインを保持し、既存のレイアウトを使って作ります。

Q. 長さやトーンを指定できますか? A. 長さ・トーン・スタイル・画像の好みの調整は順次提供中で、すべてのCopilotサブスクライバー向けには近日提供予定とされています。

Q. Copilotアイコンが見当たりません。 A. サブスクリプションに含まれていないか、組織の設定により利用できない可能性があります。管理者に確認してください。

Q. 質問されたらどう答えますか? A. 対象読者とスタイルを聞かれます。社外向けや既存資料と揃えたい場合は答えたほうが、後の手直しが減ります。

まとめ

  • 作成は [Add Content] → [Agent Mode] から始める
  • アウトラインが先に出る。 構成はここで直す
  • 逆質問には答えたほうが、後で楽(対象読者・スタイル)
  • Wordからの変換は「見出しスタイル・画像・テンプレート・24MB未満
  • 長さやトーンの調整は順次提供中
  • 生成後は数値・固有名詞・情報量・流れを確認してから使う

次に読む:WordのCopilotの使い方ExcelのCopilotの使い方


※機能・提供状況・ライセンス条件は変更されることがあります。最新の情報はMicrosoftの公式ヘルプでご確認ください。

出典

  • Microsoft公式「Create a new presentation with Copilot in PowerPoint」(2026年7月26日確認)

最終更新:2026年7月26日/fondantAI編集部