どちらもGoogleのAIですが、扱える資料の量が桁違いです。
NotebookLMは1つのソースに最大50万語、ファイルは200MBまで。Geminiアプリは1回のプロンプトに10ファイル、1ファイル100MBまで。設計が違うので、迷ったら分量で決められます。
この記事の要点
- NotebookLM=渡した資料を深く読む(50万語・200MB・50ソース)
- Gemini=広く調べて作る(10ファイル・100MB・Web連携)
- 同期が要るならNotebookLM、生成が要るならGemini
⚠️ 以下は2026年8月12日にGoogle公式ヘルプで確認した内容です。NotebookLMの公式ヘルプ本文では製品名が「Gemini Notebook」と表記されています。
上限を並べる
| NotebookLM | Geminiアプリ | |
|---|---|---|
| 1回に渡せる数 | 最大50ソース(無料) | 最大10ファイル |
| ファイルサイズ | 200MB | 100MB(動画のみ2GB) |
| 1つあたりの分量 | 最大500,000語 | 記載なし |
| 動画 | YouTube URL(字幕付き公開動画) | 合計5分(Pro/Ultraで1時間) |
| 音声 | 音声ファイル対応 | 合計10分(Pro/Ultraで3時間) |
| ZIP | 記載なし | 10ファイル・100MB(動画音声は不可) |
| コード | 記載なし | フォルダ/GitHubリポジトリ1つ(5,000ファイル・100MB) |
分厚い資料を1本読ませるならNotebookLM、いろいろな種類を少しずつ渡すならGemini、という差が数字に出ています。
性格の違い
上限より本質的なのは、何をするための道具かという点です。
| NotebookLM | Geminiアプリ | |
|---|---|---|
| 得意 | 渡した資料を読み込んで整理する | 広く調べる・作る |
| 資料の扱い | ソースとして蓄積される | プロンプトごとに渡す |
| 更新 | ドライブと数分ごとに自動同期 | 都度アップロード |
| 出力 | 要約・マインドマップ・ノート | 文章・グラフ・画像など |
| 外との連携 | ウェブURL・YouTubeをソースとして取り込む | Workspace接続、Web検索 |
NotebookLMは「資料室」に近いと思います。一度入れた資料が残り、後から何度でも聞ける。しかもドライブから取り込んだソースは数分ごとに自動同期され、元ファイルの変更が反映されます。
**Geminiは「その場の相談相手」**です。渡して、聞いて、作る。スプレッドシートからグラフを作り、種類やラベルを編集することもできます。
🔍 編集部の本音 使い分けの基準は「あとで何度も聞くか」だと思います。一度きりの質問ならGemini、繰り返し参照する資料ならNotebookLM。 同じ資料を毎回アップロードし直しているなら、それはNotebookLMに置くべき資料です。
場面で選ぶ
| やりたいこと | 選ぶもの | 理由 |
|---|---|---|
| 分厚い報告書を読み解く | NotebookLM | 50万語・200MBまで対応 |
| 複数の資料の関係を見る | NotebookLM | マインドマップで樹形図に |
| 社内の資料を蓄積して使い続ける | NotebookLM | ソースが残り、ドライブと同期 |
| Web上の最新情報を調べる | Gemini | Web検索と連携 |
| グラフを作る | Gemini | スプレッドシートから作成・編集 |
| 動画を長時間分析する | Gemini(Pro/Ultra) | 合計1時間まで |
| コードをまとめて読ませる | Gemini | フォルダ/GitHubリポジトリ対応 |
| 試験勉強をする | Gemini | クイズ・フラッシュカード・模擬試験 |
| 資料から学習教材を作る | どちらでも | 目的で選ぶ(後述) |
学習に使うなら
両方に学習向けの機能があります。
Geminiの「ガイド付き学習」では、自分の資料やYouTube動画をもとに、クイズ・フラッシュカード・模擬試験・学習ガイドを作れます。模擬試験にはタイマーとスコア表示があり、**[ヒントを見る]/[成績を分析する]/[さらに問題を生成]**が使えます。
ただし条件があります。 教材として使える**@OpenStaxは米国内・英語のみ**で、18歳未満と仕事用/学校用アカウントでは利用できません。
NotebookLM側は、マインドマップで全体像をつかみ、ノードを選んでそのトピックを質問するという流れが作れます。マインドマップの作成には**1日10件(Standard)〜1,000件(Ultra 30TB)**の上限があります。
構造を把握したいならNotebookLM、問題を解いて覚えたいならGemini、という分け方になります。詳しくはAIを使ってAIを学ぶ方法へ。
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NotebookLM
- 脚注とコメントはインポートされない
- ウェブURLはテキストのみ(画像・埋め込み動画・リンク先は入らない)
- ペイウォールのあるページは非対応
- YouTubeは字幕付きの公開動画のみ。アップロードから72時間経っていない動画は読めない場合がある
- Googleスライドは最大100枚、スプレッドシートは10万トークンに制限
Gemini
- ZIPに動画・音声は含められない
- アカウントの保存容量に上限がある。GoogleドライブやWorkspaceとは別枠
- ドライブから追加するには、[アクティビティの保存]をオンにし、Workspaceを接続する必要がある
どちらも「対応形式=中身が全部入る」ではありません。 詳しい手順と対処はAIに長い資料を読ませるコツにまとめています。
併用するとき
片方に寄せる必要はありません。
- Geminiで広く調べて、候補を集める
- 有用だった資料をNotebookLMに入れて、深く読む
- マインドマップで構造をつかみ、気になるノードから掘る
この順番が、いちばん無駄がないと思います。 調べる段階で全部をNotebookLMに入れると、50ソースの枠がすぐ埋まります(無効になったソースも枠を消費します)。
各ツールの全体像はNotebookLMでできること全ガイド、Geminiでできること全ガイドをご覧ください。
FAQ
Q. どちらが「賢い」ですか? A. 比べる軸が違います。 NotebookLMは渡した資料を読み込むことに寄せた設計、Geminiは広く調べて作る方向です。用途が違うので優劣では選べません。
Q. 分厚いPDFを読ませたいです。 A. NotebookLMです。1ソース50万語・200MBまで対応します。Geminiは1ファイル100MBが上限です。
Q. 資料が更新されるのですが。 A. NotebookLMが向いています。Googleドライブから取り込んだソースは数分ごとに自動同期され、元ファイルの変更が反映されます。
Q. グラフを作りたいです。 A. Geminiです。アップロードしたスプレッドシートからグラフを作成し、種類やラベルを編集できます。
Q. 長い動画を分析したいです。 A. Geminiです。標準では合計5分ですが、Google AI Pro/Ultraなら合計1時間まで扱えます。
Q. NotebookLMのヘルプに「Gemini Notebook」と書いてあります。 A. 公式ヘルプの本文ではその表記が使われています(ヘルプセンターの名称は「NotebookLM ヘルプ」のまま)。名称の扱いについて公式の説明は確認できていないため、当サイトでは断定を避けています。
Q. 中立の立場で「どちらも要らない」と言うこともありますか? A. あります。短い資料を1回読むだけなら、自分で読んだほうが速いです。当サイトはAIツールを運営しておらず、提携の有無で評価を変えていません。分量が多いか、繰り返し参照するか——このどちらかに当てはまるときに使ってください。
まとめ
- NotebookLM=1ソース50万語・200MB・50ソース。資料を蓄積して深く読む
- Gemini=1プロンプト10ファイル・100MB。広く調べて作る
- ドライブと数分ごとに同期するのはNotebookLM
- グラフ作成・長時間動画・コードフォルダはGemini
- 学習は構造把握=NotebookLM/問題演習=Gemini
- 併用するならGeminiで集めて、NotebookLMで深く読む
- どちらも対応形式=中身が全部入る、ではない
次に読む:NotebookLMでできること全ガイド/Geminiでできること全ガイド
※仕様・上限は変更されることがあります。最新の情報はGoogleの公式ヘルプでご確認ください。
出典
- Google公式ヘルプ「ノートブックの新しいソースを追加または検索する(パソコン)」(2026年8月12日確認)
- Google公式ヘルプ「Gemini アプリでファイルをアップロードして分析する(パソコン)」(2026年8月12日確認)
- Google公式ヘルプ「Gemini Notebook でマインドマップを使用する」(2026年8月12日確認)
最終更新:2026年8月12日/fondantAI編集部
